派遣の求人

会社で働く人たちを雇用形態で分けるとすれば、雇用保険に加入し、フルタイムで勤務する正社員と、期間や勤務時間などが比較的自由に選択できるアルバイトやパートタイマー、派遣社員などの非正規雇用があります。
派遣会社はこの中の、非正規雇用の形態に分けられます。
しかし、アルバイトやパートタイマーなどの非正規雇用ともまた少し雇用形態は違います。
アルバイトやパートタイマーは、会社側と直接雇用契約は結びません。
派遣社員は派遣会社と契約を結び、派遣先の企業で派遣社員として勤務することになります。
ですから賃金や仕事上のアドバイス、悩み相談なども、派遣会社が行なうことになります。
派遣社員として勤務するにはメリットやデメリットはもちろん存在します。
メリットとしては
・自分の生活の事情に合わせた自分らしい働き方ができる
派遣会社と契約を結ぶ段階で、自分の生活に関しての都合や事情などを話しておけば、自分の生活スタイルに合わせた働き方をすることができます。
・適職探しに最適
派遣は、派遣会社との雇用契約なので、派遣会社が禁じていない限り、一つの仕事に縛られる必要はありません。
時間帯さえ許せば２つの仕事を掛け持ちすることも可能です。
いろんな仕事を体験して自分にあった仕事を見付けることができます。
・自分のスキルを最大限に生かすことができる
派遣会社のにはさまざまな仕事の依頼が来ます。
その中で自分が資格を持っていたり、得意としている分野では自分の魅力を最大限に生かすことができます。
派遣といえども、雇用契約期間を過ぎてなお勤務させる場合には正社員としての雇用を獲得できることもあります。自分の魅力を最大限に生かしていれば、正社員としての道も開けてきます。
・仕事内容や時間がきちんと決まっている
派遣社員は派遣会社との契約であり、派遣会社と派遣先の会社で決めた業務内容や労働条件によって働くことになっています。
ですから、時間外労働や指定された業務以外の業務はする必要がありません。
また、派遣会社や派遣先の会社が派遣社員にこういった勤務を強いる権利もありません。
デメリットとしては
・条件の兼ね合い次第では仕事がないことも
いくら自分の勤務条件を優先できるといっても、あまりにわがままな勤務条件を提示してしまうと、働ける職場は少なくなってしまいます。
・ボーナスが出ない
派遣先会社との雇用契約ではないため、ボーナスなどは出ません。
また、給与体系は時給や日給という形態を取っているところが多く、仕事を休んだりすると生活が不安定になりがちです。
正社員であれ、派遣社員であれ、自分を磨いているとすばらしい求人に出会うことがあります。
自分の働く状況に応じて、派遣を選ぶか、正社員を選ぶかで求人を探しましょう。